有価証券報告書
(金融商品取引法第24条第1項に基づく報告書)
事業年度
自 平成29年1月1日
(第8期)
至 平成29年12月31日
OATアグリオ株式会社
東京都千代田区神田小川町一丁目3番1号
目次
頁
表紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1.主要な経営指標等の推移 ……… 1
2.沿革 ……… 3
3.事業の内容 ……… 4
4.関係会社の状況 ……… 10
5.従業員の状況 ……… 11
第2 事業の状況 ……… 12
1.業績等の概要 ……… 12
2.生産、受注及び販売の状況 ……… 13
3.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ……… 14
4.事業等のリスク ……… 16
5.経営上の重要な契約等 ……… 19
6.研究開発活動 ……… 19
7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 20
第3 設備の状況 ……… 21
1.設備投資等の概要 ……… 21
2.主要な設備の状況 ……… 21
3.設備の新設、除却等の計画 ……… 22
第4 提出会社の状況 ……… 23
1.株式等の状況 ……… 23
2.自己株式の取得等の状況 ……… 27
3.配当政策 ……… 27
4.株価の推移 ……… 28
5.役員の状況 ……… 29
6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 32
第5 経理の状況 ……… 37
1.連結財務諸表等 ……… 38
(1)連結財務諸表 ……… 38
(2)その他 ……… 69
2.財務諸表等 ……… 70
(1)財務諸表 ……… 70
(2)主な資産及び負債の内容 ……… 81
(3)その他 ……… 81
第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 82
第7 提出会社の参考情報 ……… 83
1.提出会社の親会社等の情報 ……… 83
2.その他の参考情報 ……… 83
第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 84
【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 平成30年3月22日
【事業年度】 第8期(自 平成29年1月1日 至 平成29年12月31日)
【会社名】 OATアグリオ株式会社
【英訳名】 OAT Agrio Co., Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 森 明平
【本店の所在の場所】 東京都千代田区神田小川町一丁目3番1号
【電話番号】 03-5283-0251(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役 (人事部 総務部 経理部
情報企画室 管掌) 一野 展久
【最寄りの連絡場所】 東京都千代田区神田小川町一丁目3番1号
【電話番号】 03-5283-0262
【事務連絡者氏名】 取締役 (人事部 総務部 経理部
情報企画室 管掌) 一野 展久
【縦覧に供する場所】 OATアグリオ株式会社大阪支店
(大阪市中央区久太郎町三丁目1番29号) OATアグリオ株式会社名古屋支店 (愛知県名古屋市中区錦一丁目18番11号) 株式会社東京証券取引所
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次 第4期 第5期 第6期 第7期 第8期
決算年月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 平成29年12月
売上高 (百万円) 10,856 11,405 12,129 12,938 14,118
経常利益 (百万円) 743 652 1,105 1,572 1,890
親会社株主に帰属する当期純利
益 (百万円) 466 348 678 942 1,298
包括利益 (百万円) 350 445 654 957 1,390
純資産額 (百万円) 3,330 3,852 4,382 4,785 6,333
総資産額 (百万円) 10,048 9,675 10,212 11,547 12,094
1株当たり純資産額 (円) 1,125.60 689.66 788.88 883.44 1,092.73
1株当たり当期純利益金額 (円) 167.11 64.72 126.13 183.24 260.05
潜在株式調整後1株当たり当期
純利益金額 (円) - 61.11 119.81 174.51 247.42
自己資本比率 (%) 31.8 38.3 41.6 37.7 48.9
自己資本利益率 (%) 15.8 10.1 17.1 21.9 25.3
株価収益率 (倍) - 16.69 12.76 7.28 10.71
営業活動によるキャッシュ・フ
ロー (百万円) 673 665 819 1,894 457 投資活動によるキャッシュ・フ
ロー (百万円) △625 △453 △391 △770 △250
財務活動によるキャッシュ・フ
ロー (百万円) 294 △684 △35 △248 △1,087
現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 1,619 1,183 1,612 2,491 1,632
従業員数
(人) 175 177 161 246 281 (外、平均臨時雇用者数) (88) (89) (94) (95) (100)
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.第4期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権の残高はありますが、当社株式 は非上場であったため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。
3.当社は、平成26年6月25日に東京証券取引所市場第二部に上場したため、第5期の潜在株式調整後1株当た り当期純利益金額は、新規上場日から第5期の期末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算定してお ります。
4.第4期の株価収益率については、当社株式は非上場であったため、記載しておりません。
5.従業員数は当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む 就業人員であり、( )内に年間の平均臨時雇用者数(契約社員、パートタイマー、人材会社からの派遣社 員、季節工を含む。)を外数で記載しております。
(2)提出会社の経営指標等
回次 第4期 第5期 第6期 第7期 第8期
決算年月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 平成29年12月 売上高 (百万円) 10,199 10,704 11,645 12,715 13,646 経常利益 (百万円) 764 639 940 1,632 1,859 当期純利益 (百万円) 488 355 607 1,030 1,370
資本金 (百万円) 461 461 461 461 461
発行済株式総数 (株) 2,840,000 2,768,000 5,536,000 5,536,000 5,536,000 純資産額 (百万円) 3,327 3,857 4,337 4,484 6,055 総資産額 (百万円) 9,704 9,245 9,934 11,017 11,505 1株当たり純資産額 (円) 1,170.20 716.42 805.56 908.62 1,118.88 1株当たり配当額
(円)
- 55.00 30.00 30.00 36.00 (うち1株当たり中間
配当額) (-) (-) (-) (-) (-)
1株当たり当期純利益
金額 (円) 174.88 66.10 112.94 200.31 274.36 潜在株式調整後1株当
たり当期純利益金額 (円) - 62.41 107.28 190.77 261.04 自己資本比率 (%) 34.2 41.7 43.6 40.7 52.6 自己資本利益率 (%) 16.1 9.9 14.8 23.4 26.0 株価収益率 (倍) - 16.35 14.26 6.66 10.15
配当性向 (%) - 41.6 26.6 15.0 13.1
従業員数
(人)
125 121 120 135 151 (外、平均臨時雇用者
数) (73) (73) (80) (78) (70)
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.第4期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権の残高はありますが、当社株式 は非上場であったため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。
3.当社は、平成26年6月25日に東京証券取引所市場第二部に上場したため、第5期の潜在株式調整後1株当た り当期純利益金額は、新規上場日から第5期の期末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算定してお ります。
4.第4期までの株価収益率については、当社株式は非上場であったため、記載しておりません。
5.従業員数は当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員であり、( )内に年 間の平均臨時雇用者数(契約社員、パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)を外数で 記載しております。
2【沿革】
年月 事項
平成22年9月 大塚化学株式会社・アグリテクノ事業部を新設分割により「大塚アグリテクノ株式会社」(資本金 1千万円)を設立
平成23年1月 資本金を3億1千万円に増資
平成23年12月 旭化学工業株式会社を買収により完全子会社化 平成25年3月 殺菌剤「ガッテン乳剤」発売
平成25年3月 Insecticides(India)Limitedとの共同研究所OAT&IIL India Laboratories Private Limitedを設 立
平成25年12月 平成26年4月
OAT Pakistan Private Limitedより第三者割当増資にて同社株式を取得し子会社化 OATアグリオ株式会社に商号変更
東京都千代田区神田小川町一丁目3番1号に本店移転 平成26年6月 東京証券取引所市場第二部に株式を上場
平成26年10月 OATステビア株式会社を設立 平成27年12月 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 平成28年1月 PT. OAT MITOKU AGRIOを設立
平成28年5月 潤禾(舟山)植物科技有限公司を設立 平成28年9月 OATアグリフロンティア株式会社を設立 平成29年12月 OATアグリオ株式会社でISO9001取得
3【事業の内容】
当社グループは『食糧増産技術(アグリテクノロジー)と真心で世界の人々に貢献します』という経営理念の下、 先進的な農薬及び肥料の研究開発、栽培技術の探求、製造及び国内外での販売を主たる事業として取り組んでおりま す。
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(OATアグリオ株式会社)及び連結子会社7社(旭化学工業 株式会社、OATステビア株式会社、OATアグリフロンティア株式会社、潤禾(舟山)植物科技有限公司、 OAT&IIL India Laboratories Private Limited、Asahi Chemical Europe s.r.o.、PT. OAT MITOKU AGRIO)と非連結 子会社2社(株式会社養液土耕栽培研究所、OAT Pakistan Private Limited)及び関連会社(株式会社インプランタ イノベーションズ)により構成されております。
当社グループは、特徴的な農薬製品や肥料製品及び独創的な栽培技術を持ち、生産者や一般消費者に対し多様な支 援を行い、そこで得られた現場のニーズをフィードバックし研究開発に活用しております。
現在、当社グループは以下の3つの技術ごとにサービスを提供しており、それらの定義を次のように考えておりま す。
(1)防除技術
防除技術とは、農作物に対して悪影響を与える病害虫から農作物を守る技術と、不要な植物(雑草類)を 駆除する技術を合わせた総称であります。当社グループでは、植物の医薬品と位置づける「農薬」として提 供しております。
(2)施肥灌水技術
施肥灌水技術とは、農作物を生育させるための栄養分を与える技術と、農作業の省力化や効率化を図る技 術を合わせた総称であります。当社グループでは、植物の栄養分と位置づける「肥料」とそれらを農作物に 供給する「養液土耕栽培システム」として供給しております。
(3)バイオスティミュラント
バイオスティミュラントとは、植物が本来持つ能力や機能を高め、耐寒性・耐暑性・病害虫耐性及び成長 促進を促す物質や技術の総称であります。当社グループでは、バイオスティミュラントに属する植物成長調 整剤を提供しております。
(食糧増産に貢献する技術と当社グループが提供するサービス)
当社グループの特徴は、上記3つの技術ごとにサービスを提供することによって、食糧増産を目指す多面的なソリ ューションを提供できる点にあります。環境問題や食糧増産問題に直面する農業従事者をターゲットとして、現場の ニーズや悩みを汲み上げ、農薬・肥料・バイオスティミュラント全方面の研究開発へ活用してまいります。また、多 様な製品を提供できることによって、農業従事者への直販率も向上していくことができると考えております。
当社グループの主要製品である農薬を提供するためには、原体と呼ばれる有効成分を自社開発する研究開発体制が 必要となります。
当社グループは研究開発拠点として、国内及び海外(インド共和国)に2拠点を保有しております。
国内の研究開発拠点として、徳島県鳴門市に研究所を開設し、原体の自社開発のため、化合物の合成やスクリーニ ングを行っております。同地には研究所だけでなく、当社グループの開発した原体を生産する工場設備や生産された 農薬・肥料製品の有効性を実地調査するための栽培研究センターも併設しております。
当社グループは、アグリテクノ事業の単一セグメントであるため、技術ごとに当社グループのサービスについて記 載しております。
(1)防除技術(農薬製品の提供)
当社グループは、農薬の研究開発及び製造を行い、全農(全国農業協同組合連合会)を始め、商社やメーカー向け に販売を行っております。
農業では、特定の作物を人為的な環境で単一栽培するため、病害虫や雑草が発生しやすく、一定の収量と品質を確 保することが困難となります。
農薬は、農作物の栽培を行う上で、その収量や品質、また安全性の確保に重要な役割を担っており、国内の食糧自 給に貢献しております。
農薬の機能ごとの分類として、殺虫剤・殺菌剤・殺虫殺菌剤・除草剤・殺そ剤・植物成長調整剤・補助剤・その他 に分類されます。
当社グループが取り扱う主要な農薬製品は以下のとおりであります。
分類 原体名 製剤名 適用作物
殺虫剤 ベンフラカルブ
オンコル粒剤5
(特許出願)昭和56年6月 (登録取得)昭和61年10月
水稲・さとうきび・きくなど
オレイン酸ナトリウム オレート液剤
(特許出願)平成6年8月 (登録取得)平成4年12月
野菜類・果樹類など
アラニカルブ オリオン水和剤40
(特許出願)昭和57年11月 (登録取得)平成5年11月
なし・柑橘・もも・キャベツなど
トルフェンピラド ハチハチ乳剤
(特許出願)平成元年9月 (登録取得)平成14年4月
キャベツ・はくさい・レタスなど
シフルメトフェン ダニサラバフロアブル (特許出願)平成12年8月 (登録取得)平成19年10月
茶・いちご・すいかなど
バチルスチューリンゲンシ ス菌の産生する結晶毒素
トアロー水和剤CT (※1)
(登録取得)平成14年3月
野菜類・りんごなど
プロピレングリコールモノ 脂肪酸エステル
アカリタッチ乳剤 (※1)
(登録取得)平成13年4月
野菜類・果樹類・ホップなど
調合油(サフラワー油、綿 実油)
サフオイル乳剤 (※1)
(登録取得)平成22年10月
野菜類・トマト・ミニトマト
殺菌剤 フルチアニル ガッテン乳剤
(特許出願)平成11年12月 (登録取得)平成25年2月
いちご・メロン・すいかなど
オキスポコナゾールフマル 酸塩
オーシャイン水和剤 (特許出願)平成元年10月 (登録取得)平成12年4月
りんご・なし・ぶどうなど
炭酸水素カリウム カリグリーン (※1)
(登録取得)平成14年5月
野菜類・トマトなど
多硫化カルシウム OAT石灰硫黄合剤 (※1)
(登録取得)平成27年3月
分類 原体名 製剤名 適用作物
除草剤 ベンゾフェナップ 他2剤
カリュードフロアブル (※1)
(登録取得)平成25年8月
水稲
ベンゾフェナップ 他2剤
ピラクロエースフロアブル (※1)
(登録取得)平成22年12月
水稲
ベンゾフェナップ 他2剤
OATスマートフロアブル (※1)
(登録取得)平成27年1月
水稲
ベンフレセート 他2剤
モーレツ1キロ粒剤 (※1)
(登録取得)平成26年9月
水稲
シアン酸ソーダ シアノット (※1)
(登録取得)平成15年12月
キャベツなど
シクロスルファムロン かねつぐ1キロ粒剤 (※1)
(登録取得)平成25年9月
水稲
植物成長調整 剤
デシルアルコール コンタクト (※1)
(登録取得)昭和57年7月
たばこ
5-ニトログアヤコール ニトロフェノール
アトニック (※2)(※3)
水稲・りんご・トマト・いちご・菜種 など
※1 買収等により取得した製剤であり、特許出願をしておりませんので、記載を省略しております。 ※2 国内登録を取得しておりませんので、記載を省略しております。
※3 日本国内において、植物成長調整剤は農薬として規制を受けておりますが、当社においてこのうち「アトニッ ク」につきましては、バイオスティミュラントとして区別しております。
①販売体制
当社グループの販売体制としましては、国内向けは本社に置く農薬事業部と営業支援室が、マーケティングに基づ いた販売拡大対策を立案し、全国に配置した7ヶ所の支店・営業所が、全農、商系代理店を通じた新規顧客獲得、販 路拡大などの営業活動を行っております。またマーケティング体制としましては、マーケティング普及部の担当とし て各営業拠点に1名を配置し、きめ細かいマーケティング活動を通じて、顧客ニーズへの対応に努めております。 海外向けは海外営業部を窓口として、商社経由の販売体制と当社直販体制の両面から、海外の顧客へアプローチし ております。特にアジア・中南米地域は人口増加率が高く、今後の成長が見込まれる市場であるため、アジア・中南 米地域への販売体制を強化しております。
②研究開発体制
当社グループでは、徳島県鳴門市にある研究所に研究開発部を置き、「高い安全性」、「世界に通用する独創的な 技術」、「世界的なニーズの高い分野の開発」をキーワードに、基礎研究から応用研究まで行っております。 国内で農薬を新規に開発し、製造・販売を行うには、農薬取締法に定められた登録を取得する必要があります。登 録の取得には、厳格な手続きと多様な試験が要求され、およそ十年の歳月と数十億円に及ぶ経費を要すると想定され ます。(図表)
後発品(ジェネリック農薬)も認められておりますが、広く認知されているジェネリック医薬品とは異なり、登録 の取得に係る手続きや期間・費用は新規農薬と同程度を要する制度となっております。
そのため、当社では、新規農薬の自社開発に主眼を置き、研究開発の更なる強化とスピード向上を目的として、海 外にOAT&IIL India Laboratories Private Limitedを設立しました。
出典:農薬工業会、農林水産省
(2)施肥灌水技術(肥料製品の提供)
当社グループは、施設園芸農家向けに養液土耕栽培システムと肥料の販売を行っております。
養液土耕栽培システムは、液体肥料混入機と点滴チューブ及びその他周辺部材から構成され、養水分を正確に作物 の株元に供給できるシステムです。作物の生育ステージに合わせて水と肥料の正確な施用を自動化することで、農業 従事者の間口を広げると共に、農作物の収穫量向上に貢献します。
現在、全国で約2,800軒の農家に導入されており、農家の労力軽減、環境負荷の低減、作物の品質や収穫量向上な どの目的で使用されています。導入されている作物は、トマト、いちご、きゅうり、ピーマン、ぶどう、カーネーシ ョン等多岐に亘っております。さらに、平成29年度からは潤禾(舟山)植物科技有限公司で組み立てを実施した液肥 混入器TT(Tractable扱いやすく&Trustable信頼できる)シリーズの販売を開始いたしました。
また、当社グループは施設栽培向け液体肥料に注力しております。液体肥料市場は、施肥量の減量化や散布作業の 省力化ニーズを背景に拡大しつつあり、水耕栽培分野では一定のシェアを確保しております。
当社グループが取り扱う主要な肥料製品と養液土耕栽培システムの特徴は以下のとおりであります。
分類 製品名 用途
肥料 OATハウス肥料
シリーズ
トマト、いちご、花などの水耕栽培用肥料
亜リン酸粒状肥料 果菜類・葉菜類・根菜類・果樹類・芝などの粒状肥料 ホスプラス 果菜類・葉菜類・根菜類・果樹類・芝などの葉面散布肥料 養液土耕栽培用肥
料
養液土耕栽培システム用肥料
ルートビーズ 豆類などの液状複合肥料 システム 養液土耕栽培シス
テム
①販売体制
当社グループでは、本社に置く肥料・BS事業部と営業支援室が、マーケティングに基づいた販売拡大対策を立案 し、全国にある7ヶ所の支店・営業所を通じた活動と、子会社のOATアグリフロンティア株式会社、株式会社養液 土耕栽培研究所を通じた活動により、顧客に密着した営業活動を行っております。
また、これら当社グループの施肥灌水技術を家庭菜園や農業の現場へ提供しやすくするため、ウェブ直販サイト 「AGRIO」の運営をしております。ウェブ直販サイト「AGRIO」では、リビングで野菜を育てる水耕栽培キ ット「Living Garden」や農作物の育成に必要な肥料成分を1本でカバーする専門肥料「ベジタブルラ イフA」、ステビアを利用した農業資材「OATファームA」、切り花のながもち液「美咲」等、一般消費者向けの 商品を中心に取り扱いを行っております。同サイトでは、園芸家の方や華道家の方から、使用方法等についてのアド バイスを掲載しております。
②研究開発体制
当社グループでは、徳島県鳴門市に研究開発部肥料・BS開発グループと栽培研究センターを、茨城県東茨城郡茨 城町にいばらき養液栽培共同試験農場を置き、施設園芸作物の施肥灌水技術並びに、肥料製品の品質改善と安定生産 のための技術開発を行っております。
(3)バイオスティミュラント(植物成長調整剤の提供)
バイオスティミュラントは、植物本来の能力や機能を高め、耐寒性・耐暑性・病害虫耐性及び成長促進を促す農薬 やその他薬剤を指しております。バイオスティミュラントは国内での認知度は向上段階にありますが、近年ヨーロッ パを中心に、植物の成長や健康を助ける働きを持つバイオスティミュラントが、農薬や肥料と同等の独立した枠組み で捉えられようとしております。
当社では、バイオスティミュラントの一つである植物成長調整剤「アトニック」の販売を足がかりに、防除技術、 施肥灌水技術に続く、当社サービスの第三の柱として確立すべく、注力しております。
当社グループが取り扱う主要なバイオスティミュラントは以下のとおりであります。
分類 製品名 用途
植物成長調整剤 アトニック 水稲・りんご・トマト・イチゴ・菜種・とうもろこし・さとうきび
①販売体制
当社海外営業部を通じて、広く海外向けに販売活動を行っております。また、当社グループのAsahi Chemical Europe s.r.o.を通じて、主に東ヨーロッパ向けに販売活動を行っております。
具体的には欧州でのプロモーション活動や、バイオスティミュラント学会の開催を行い、販売促進に注力しており ます。
②研究開発体制
[事業系統図]
当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。
4【関係会社の状況】
名称 住所 (百万円)資本金
主要な事 業の内容 (注)1
議決権の所 有割合又は 被所有割合 (%)
関係内容
(連結子会社)
旭化学工業㈱ 奈良県生駒郡斑鳩町 35 アグリテ
クノ事業 100
従業員の出向 役員の兼任1名 当社製品の販売 当社製品の製造受託
OATステビア㈱ 東京都千代田区 10 アグリテ
クノ事業 100
従業員の出向 商品の仕入 資金の貸付
OATアグリフロンティ
ア㈱(注)2 茨城県牛久市 300
アグリテ
クノ事業 100
従業員の出向 役員の兼任1名 資金の貸付 OAT&IIL India
Laboratories Private Limited(注)2
インド共和国デリー 791 (397百万INR)
アグリテ
クノ事業 70
従業員の出向 役員の兼任1名 研究開発の委託 Asahi Chemical Europe
s.r.o.(注)3 チェコ共和国プラハ
1 (200千CZK)
アグリテ クノ事業
100 (100)
従業員の出向 当社製品の販売 PT.OAT MITOKU AGRIO
(注)2
インドネシア共和国 ジャカルタ
368 (42,195百万IDR)
アグリテ
クノ事業 60
従業員の出向 当社製品の販売
潤禾(舟山)植物科技有
限公司(注)2 中国浙江省
349 (22百万人民元)
アグリテ
クノ事業 60
従業員の出向 当社製品の製造受託 原材料の販売 (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報の名称を記載しております。
2.特定子会社に該当しております。
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
平成29年12月31日現在
セグメントの名称 従業員数(人)
連結会社合計 281 (100)
(注)1.アグリテクノ事業の単一セグメントのため、連結会社の従業員数の合計を記載しております。
2.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出 向者を含む。)であり、臨時雇用者数(契約社員、パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含 む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
(2)提出会社の状況
平成29年12月31日現在
従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
151(70) 42.7 5.0 7,376,347
(注)1.アグリテクノ事業の単一セグメントのため、セグメントごとの従業員数は記載しておりません。
2.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数(契約社員、パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、年間の平均人員を ( )外数で記載しております。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3)労働組合の状況
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、輸出の増加を背景に企業収益は引き続き好調に推移し、景気の緩やかな 回復基調が継続いたしました。また世界経済におきましても、米国や欧州及び中国等の主要国では景気回復が継続 し、新興国においても緩やかな景気持ち直しの傾向が見られました。しかし一方では、北朝鮮問題に端を発する地 政学的リスクや原油価格の緩やかな値上がり基調など、依然として先行き不透明な状況も存在しております。 農業をとりまく環境につきましては、今後も世界的な人口増加を背景に、農産物需要がますます世界中で増大す ることが予測されております。限られた耕作地を有効活用し農業の生産性を上げるための農業生産資材や栽培技術 の開発が非常に重要です。また海外の大手農薬メーカーの事業統合も進んでおり、統合による国内市場への影響も 予想されます。
国内におきましては、平成29年8月に「農業競争力強化支援法」が施行され、日本の農業の競争力を高めるため に「良質かつ低廉な農業資材」の供給が求められるなど、農業生産資材を供給するメーカーを取り巻く環境が今後 大きく変わることが予想されております。
このような状況下、当社グループでは市場が求める安心、安全な製品を供給するための販売体制の強化や生産体 制の効率化などを図り、また積極的な研究開発投資を行うことで、将来にわたり継続的に高品質な製品供給ができ る体制を整備してまいりました。
以上の事業活動の結果、当連結会計年度の売上高は141億18百万円(前連結会計年度比11億79百万円増加、同 9.1%増)、営業利益18億82百万円(前連結会計年度比2億79百万円増加、同17.4%増)、経常利益18億90百万円 (前連結会計年度比3億18百万円増加、同20.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益12億98百万円(前連結会 計年度比3億56百万円増加、同37.8%増)となりました。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野の状況は次のとおりであります。 当連結会計年度の国内市場においては、7月に発生した九州北部豪雨や、8月から9月にかけて台風が相次いで 上陸したことや天候不順による記録的な日照不足となったことで、農作物に深刻な影響を及ぼした一年でした。こ のような中、農薬分野では、国内においては、主力である殺虫剤「オンコル」や殺ダニ剤「ダニサラバ」の出荷が 昨年比で減少しましたが、水稲用除草剤やグリーン農薬などが積極的な営業活動の結果、昨年と比較して好調に推 移しました。一方海外においては、殺ダニ剤「シフルメトフェン」の出荷は昨年比で減少しましたが、水稲除草剤 原体と殺虫剤「オンコル」の販売が好調に推移し、中南米やアジア地域への販売を拡大することができました。こ れらの結果、国内市場及び海外市場において全体では出荷量が伸長したため、農薬分野の売上高は102億45百万円 (前連結会計年度比3億97百万円増加、同4.0%増)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野では、国内においては主力製品である「ハウス肥料」や「亜リン酸肥料」、 養液土耕向け肥料などの既存製品が堅調に推移しました。また海外向けのバイオスティミュラント(植物成長調整 剤)「アトニック」につきましても、チェコの子会社 Asahi Chemical Europeや、インドネシアの子会社PT.OAT MITOKU AGRIOを通じて積極的な営業活動を展開したことで、売上が好調に推移しました。その結果、肥料・バイオ スティミュラント分野の売上高は38億73百万円(前連結会計年度比7億81百万円増加、同25.3%増)となりまし た。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ8億58百万 円減少し、当連結会計年度末には16億32百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状 況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は4億57百万円(前連結会計年度は18億94百万円の収入)となりました。これは 主として、税金等調整前当期純利益18億62百万円、減価償却費2億19百万円に対して、支出面では、売上債権の増 加額4億84百万円、たな卸資産の増加額6億36百万円、法人税等の支払額4億76百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は2億50百万円(前連結会計年度は7億70百万円の支出)となりました。これは 主に有形固定資産の取得による支出2億11百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
当連結会計年度の生産実績は以下のとおりであります。なお、当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメン トであります。
セグメントの名称
当連結会計年度 (自 平成29年1月1日
至 平成29年12月31日) (百万円)
前年同期比(%)
アグリテクノ事業 6,402 117.2
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績は以下のとおりであります。なお、当社グループはアグリテクノ事業の単一セグ メントであります。
セグメントの名称
当連結会計年度 (自 平成29年1月1日
至 平成29年12月31日) (百万円)
前年同期比(%)
アグリテクノ事業 1,507 100.5
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)受注状況
当連結会計年度の受注状況は以下のとおりであります。なお、当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメン トであります。
セグメントの名称 受注高
(百万円) 前年同期比(%)
受注残高
(百万円) 前年同期比(%)
アグリテクノ事業 357 109.1 45 110.6
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(4)販売実績
当連結会計年度の販売実績は以下のとおりであります。なお、当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメン トのため分野別に記載しております。
分野別の名称
当連結会計年度 (自 平成29年1月1日
至 平成29年12月31日) (百万円)
前年同期比(%)
農薬 10,245 104.0
肥料・バイオスティミュラント 3,873 125.3
合計 14,118 109.1
(注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとお りであります。
相手先
前連結会計年度 (自 平成28年1月1日
至 平成28年12月31日)
当連結会計年度 (自 平成29年1月1日
至 平成29年12月31日) 金額
(百万円) 割合(%)
金額
(百万円) 割合(%) 住商アグロインターナショナル株式会社 1,405 10.9 1,409 10.0
3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「食糧増産技術(アグリテクノロジー)と真心で、世界の人々に貢献します。」という企業理念 のもと、農薬や肥料、あるいは独自の栽培システムなどを開発・製造・販売する過程で、作物の増収に寄与する総合 的かつ包括的な技術の開発と体系化に取り組んでおります。この技術・ノウハウの蓄積を基礎に「新たな食糧増産技 術」を開発していくことで、増え続ける世界人口を支えるための食糧問題を解決し、株主の皆さまやお客さまから高 い信頼と評価を得られるよう、企業価値の最大化を図ることを経営の基本方針としています。
(2)目標とする経営指標
当社グループが目標とする経営指標としましては、特に安定的な収益確保及び収益力の強化を目指すため、営業利 益の拡大と売上高営業利益率の向上、及び株主資本の有効活用を図るためROE(自己資本当期純利益率)を経営指 標に据え、企業価値の向上に努めております。
(3)経営環境
当社グループの主力をなす農薬事業は、食料の増産や安定供給に対する有効な手段であり世界的には拡大傾向にあ ります。一方、資源の循環型活用などを中心とした栽培技術や農作物も注目され、農作物の生産に求められる技術や 消費者の嗜好も多様化しております。
(4)中長期的な会社の経営戦略
多様化する市場や消費者の要求に応え、当社グループが持続的な事業規模の拡大を図るため、防除技術(農薬)、 施肥灌水技術(肥料・栽培システム)、バイオスティミュラントの各分野における顧客ニーズの取込み、継続した製 品投入と総合的な技術の提供、成長市場または大規模市場への経営資源の集中により、安定収入の確保と中長期的な 経営基盤の拡大を図ります。
これらを実現するために以下の課題に取り組んでまいります。
① 当社グループの成長分野である海外事業展開を加速 ② 未利用資源を活用した有機製品の開発
③ 安定した経営基盤としての国内農薬事業の効率化
(5)会社の対処すべき課題
当社グループは、防除技術、施肥灌水技術及びバイオスティミュラントを主体に、世界の農業分野に事業展開を進 めております。
当社グループの事業を取り巻く環境は、世界的な人口増加や新興国の経済発展による食料需要の増加などを背景と し、世界の農業関連市場は長期的に拡大傾向にあると考えられております。また、高品質で安全性の高い農作物に対 する関心の高まりや、食の安全に対する意識の向上を背景とした農作物の栽培は、新たなビジネスチャンスとして成 長が期待されています。
世界的に高まる食料需要に対して、気候温暖化、農耕地の劣化傾向や減少など、農作物の生産環境は必ずしも安泰 でないことや、国内では農業従事者の高齢化により、新たな農業の担い手の育成などが課題とされております。 このような状況下において、当社グループの持つ技術や製品の機能を多面的に提案し、積極的な展開を行うことに より、持続的な企業価値の向上を図ってまいりたいと考えております。また2015年の国連サミットで採択された「持 続的可能な開発目標」(SDGs)(注)の内容を踏まえ、CSR(企業の社会的責任)に配慮した経営に取り組んでまいり ます。
(注)持続可能な開発目標(SDGs):2015年に国連が定めた2030年までの国際目標。持続可能な社会を実現するため の17の目標と169のターゲットから構成される。
現時点において当社グループが認識しております対処すべき課題につきましては以下のとおりです。
①国内事業の持続的成長
国内における農薬分野及び肥料・バイオスティミュラント分野は、当社グループの収益基盤として安定かつ持続的 な成長を目指しております。市場マーケティングに基づいた営業活動や、用途提案型の製品投入を通じて、流通や顧 客の需要掘り起こしを行い、売上高及び利益の拡大に取り組んでまいります。
②海外展開の加速と収益力の向上
市場が拡大傾向にある海外事業においては、農薬登録取得国及び用途拡大など展開を加速すると同時に、コスト改 善を図り収益力の向上を目指します。また海外子会社と連携した市場動向の把握による販売戦略の策定や製造の効率 化などを進め収益の向上に結びつく活動を強化してまいります。
③グループ会社との連携強化による事業の拡大
国内においては、旭化学工業(株)、OATステビア(株)、OATアグリフロンティア(株)との協力体制を密にし、 新規需要の開拓や積極的な営業活動に取り組んでまいります。
海外においては、インドネシアにおけるバイオスティミュラント製造販売の合弁会社「PT.OAT MITOKU AGRIO」、 チェコ共和国におけるバイオスティミュラント販売の子会社「Asahi Chemical Europe s.r.o」、中国における肥料 及び施肥灌水システム製造販売の合弁会社「潤禾(舟山)植物科技有限公司」に対し、グループ全体での支援による 海外事業の拡大に取り組んでまいります。
これらのグループ各社間の連携強化を図り、既存事業との相乗効果による事業の拡大を進めてまいります。
④持続可能な開発目標(SDGs)に貢献できる研究開発への取り組み
新規農薬につきましては、インドにおけるグループ企業のOAT&IIL India Laboratories Private Limited社との連 携のもと、創薬開発から実用化まで早期の製品開発を目指します。持続可能な開発目標に資する研究開発として、ジ ェネリック農薬の可能性の追求、農業従事者の省力化に貢献する製品開発、バイオスティミュラントの用途開発、最 小限の水と肥料で農作物を育てる施肥灌水技術に取り組んでまいります。
⑤生産性の向上と財務体質の強化
製造部門をはじめとしてあらゆる事業を見直し、全社をあげて生産性の向上を目指します。また為替変動の影響や 不要なコストを抑えるなど財務体質の強化に努め、新規事業への投資、研究開発や設備投資への備えを図ります。
⑥品質マネージメントの強化
当社では平成29年12月に品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」2015年版の認証を取得しました。 「ISO9001」の活用による品質マネージメントの強化に取り組んでまいります。
当社グループは、これらを具体化するための全社的な取り組みとして、拡大する海外市場を見据えたグローバルな 人材育成に継続して取り組んでまいります。また、法令を遵守することはもちろん、企業グループとして社会的な責 任を果し、広く社会に貢献してまいります。
(6)経営者の問題意識と今後の方針について
4【事業等のリスク】
当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある リスクには、以下のようなものがあります。あわせて、必ずしもそのようなリスクに該当しない事項についても、投 資者の判断にとって重要であると当社グループが考える事項については、積極的な情報開示の観点から記載しており ます。なお、本項の記載内容は当社株式の投資に関するすべてのリスクを網羅しているものではありません。 当社グループはこれらのリスクの発生可能性を認識した上で発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方 針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容も合わせて慎重に検討した上で行われ る必要があると考えております。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)農業市場の動向に係るリスク
当社グループの主要な製品である、農薬・肥料の最終消費者は農業従事者となります。このため、農業市場の動向 により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
近年における国内の農業市場は、農作物の販売価格の下落や、農業従事者の高齢化・後継者不足により漸減傾向が 続いております。今後の国内市場の動向としましても、政府の農業政策の方針によっては、依然として不透明な環 境が継続すると予想されます。こうした外部環境等により、国内の農業市場が将来的に縮小した場合、当社グルー プの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(2)法規制について
当社グループの主な事業は、国内外での農薬・肥料の生産及び販売活動であり、農薬取締法、肥料取締法、製造 物責任法などのさまざまな法規制を受けております。当社グループでは、社内の管理体制の構築やコンプライアン ス推進活動等によりこれらの法令遵守に取り組んでおりますが、今後、これらの法令に違反する行為が行われた場 合、もしくは、法令の改正又は新たな法令の制定が行われた場合には、当社グループの経営成績に大きな影響を及 ぼす可能性があります。
(3)登録制度について ①農薬の登録
当社グループの主要な製品である農薬は、農薬取締法に基づき、製造、輸入から販売そして使用に至る全ての過 程で厳しく規制されております。その規制の中心となっているのが登録制度であり、原則、国に登録された農薬だ けが製造、輸入及び販売できるという仕組みです。
農薬の登録にあたって、農薬の製造者や輸入者は、農薬の品質や安全性を確認するための証跡として病害虫など への効果、作物への害、人への毒性、作物への残留性などに関する様々な試験成績等の資料を整えて申請する必要 があります。このため、登録基準を含む当該制度が変更・追加された場合は既存の薬剤や開発中の薬剤の製造、販 売、使用ができなくなることや追加の試験費用が発生する可能性があります。
②農薬の製造・保管場所の登録
農薬の製造・保管場所についても登録が必要となるため、仕入先、製造委託先、製造拠点及び保管場所は限られ ております。当社グループは、安定的な生産・販売のために、取引先の代替を確保するよう努めておりますが、仕 入先、外注先、製造拠点及び保管場所の機能に支障が発生した場合は、当社グループの製品供給能力に影響を及ぼ す可能性があります。
(4)競合製品及び競合他社について
当社グループの主要な製品である農薬・肥料は、農薬取締法や肥料取締法等の法令により新規市場参入には制約 があります。医薬品とは異なり、後発農薬についても、新規製品と同等の研究開発・登録コストがかかるため、参 入障壁が比較的高い業種となっております。しかしながら、大手海外企業の参入や制度改正による後発農薬の台頭 により価格競争が激化し、販売価格が下落する可能性があります。また、性能、価格、安全面で圧倒的に優位性の ある新製品を他社が開発することにより、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)顧客に対する信用リスク
(6)製造拠点について
①製造拠点に関する土地の賃貸借契約
当社は、平成22年9月28日付で大塚化学株式会社から会社分割により設立された経緯から、当社の工場、研究所 等の不動産の大部分は、大塚化学株式会社から当社へ移転されました。この移転に伴い、大塚化学株式会社との間 に鳴門工場用地の不動産賃貸借契約を締結しております。この契約は、平成52年9月27日までの長期契約となって おり、また大塚化学株式会社との友好的な関係性を保っていることから、契約の変更並びに解除は想定しておりま せん。但し、何らかの理由によって、これらの契約継続が困難な状況になった場合は、当社グループの研究、生産 及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
②製造拠点への自然災害の影響
当社グループの製造拠点や製造委託先等において、地震・暴風雨などの自然災害あるいは不慮の事故などによ り、生産設備等が何らかの損害を受け、製品の製造・販売が遅延もしくは停止する場合には、当社グループの経営 成績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループや製造委託先の生産設備が被災しなか った場合においても、原材料の仕入先又は製品の販売先等の被災、自然災害等に起因する経済活動の停滞、電力不 足に伴う工場稼動への制約等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(7)海外事業におけるカントリーリスク
当社グループは海外事業の展開を拡大しております。インドに研究所、インドネシアと中国に製造販売の子会 社、チェコとパキスタンに販売子会社を設立している他、仕入先、製造委託先、販売先等の取引先は海外に幅広く 存在しております。今後、海外事業の拡大に伴い、現地における地政学的問題、法規制、税務、労働環境や慣習等 に起因する予測不可能な事態の発生、社会的又は政治的混乱等が発生した場合、当社グループの経営成績及び財務 状況に影響を及ぼす可能性があります。
(8)インドでの研究所設立に関る合弁契約
当社は、Insecticides(India)Limited社(以下IIL社)との合弁によりインドに研究所を設立しております。 研究所設立の目的の一つは、農薬の有効成分である原体の開発にむけて、原体を構成する化合物のスクリーニング を強化することであります。研究開発期間を経て、農薬の上市まで実現した際には、IIL社と当社にて製品の販売 地域を区別することで利益相反が起こらない契約内容としております。製品の販売地域の市場動向によっては、当 社グループの期待する収益が得られない可能性もあり、その場合には当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能 性があります。
(9)為替変動について
当社グループでは、輸出入の取引の一部をドル、ユーロ、インドルピー建てで行っております。現在、円建ての 取引が全体の84.3%程度を占めております。また、輸出入の取引も可能な限り、円建てで行うようにしているた め、為替変動による業績への影響は大きくないと判断しております。今後、当社グループの方針どおり、海外事業 への展開が加速し、又、外貨建ての取引が増えた場合、これらの外貨項目の円換算時の為替相場の変動により、当 社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(10)季節性・天候の変動について
農薬の使用期間は農作物の栽培時期に連動するため、国内では、春先から夏が使用時期の中心となっておりま す。そのため、当社グループの売上も1月から6月の上半期に偏重する傾向があります。下半期(特に10月から12 月の第4四半期)の収益性が上半期と比較して低くなる傾向にあり、営業損失を計上する可能性が高くなっており ます。
また、その年の天候によって、農作物の生育や病害虫及び雑草の発生状況が大きく変動し、それに伴って、需要の 高まる製品が左右されることとなります。これらの天候の変動により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可 能性があります。
連結売上高推移(平成29年12月期)
第1四半期
(1月~3月)
第2四半期 (4月~6月)
第3四半期 (7月~9月)
第4四半期 (10月~12月)
通期 (1月~12月) 売上高
(百万円) 5,307 3,465 2,733 2,610 14,118
(11)薬害の発生
当社グループの製品は安全性を十分に評価した上で登録を取得し、販売を行っておりますが、当社グループの製 品の誤った使用法や異常気象等の不測の事態により、予測外の被害が農作物に発生する場合もしくは、人を含む生 物及び環境に有害となりうる事故が発生する可能性があります。それに伴い、損害賠償請求を受ける場合には、当 社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(12)農薬に対する抵抗性について
生物の集団に薬剤を使用することにより、抵抗性因子が蓄積される現象のことを薬剤抵抗性といいます。これら の現象によって、当社グループの製品に対して抵抗性を有する雑草や病害虫が発生する可能性があります。当社グ ループの薬剤を含有する製品の効果が不十分となった場合、当該薬剤の価値が毀損し、販売量が減少する可能性が あります。
(13)研究開発の不確実性について
新規薬剤の開発には多額の研究開発投資と長い時間を要しますが、薬効薬害試験などで有用な効果を発見できな いこと等により研究開発が予定どおりに進行せず、開発の延長や中止を行う可能性があります。また、日本国内は もとより、海外市場への展開においては、各国の農薬取締法規等の法的規制の適用を受けており、新薬の製造及び 発売には各国別に厳格な審査に基づく承認を取得しなければならないため、予定していた時期に上市ができず延期 になる、又は上市を断念しなければならない可能性があります。このような研究開発の不確実性により、当社グル ープの経営成績及び財務状況に重要な影響を及ぼす可能性があります。
さらに、法規制の改正や消費者の関心の変化により安全性評価や環境影響評価等の要求が増大した場合には新規 薬剤の開発コストが上昇する可能性があります。
(14)共同研究開発に関する費用負担について
当社グループは、新規薬剤の探索を目的として、大学等の公的研究機関やその他企業等との共同研究を行ってお りますが、費用の一部については当社グループが負担しております。また、共同研究の進捗状況に応じて、追加的 な費用を負担する場合もあります。
当社グループは、今後も大学等の公的研究機関やその他企業等との共同研究に積極的に取り組む方針であり、相 応の費用を負担する予定でありますが、共同研究に係るテーマなどの状況により、当社グループが予定していない 費用負担が発生することになった場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(15)金利変動について
当社グループは、運転資金の一部を金融機関からの借入金により調達しております。今後、海外への事業展開や 研究開発などで新たな資金需要が発生した際に、その資金の一部を金融機関からの借入金にて調達する方針です。 そのため著しい金利変動は、借入金の金利負担として、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能 性があります。
(16)知的財産の侵害について
当社グループの知的財産が流出し、第三者が当社グループの技術を無断で使用し、類似製品を製造・販売するこ とにより当社グループ製品の市場シェアが低下する可能性があります。
反対に、当社グループ製品等が第三者の知的財産権を侵害した場合には、損害賠償を請求される可能性があり、 当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(17)人材の育成・確保について
5【経営上の重要な契約等】
契約会社名 契約相手先 相手先の所在地 契約期間 契約内容
当社 全国農業協同組合連合会 日本 平成22年10月18日~ 平成23年10月17日 (1年毎の自動更新の 定めあり)
全農が取り扱う農薬・資材 の売買についての基本契約
当社
全国農業協同組合連合会 日本 平成22年12月16日~ 平成23年12月15日 (1年毎の自動更新の 定めあり)
全農が取り扱う肥料の売買 についての基本契約
当社 大塚化学㈱ 日本 平成22年9月28日~
平成52年9月27日
当社鳴門事業所敷地の借地 にかかる賃貸借
6【研究開発活動】
当社グループでは、インドの子会社OAT&IIL India Laboratories Private Limited社と連携し新規農薬の探索及び 創薬に取り組んでおります。また徳島県鳴門市にある研究所において、農薬製品、肥料製品、バイオスティミュラン ト製品に関して多方面から「新たな食糧増産技術」の研究及び製品開発に取り組んでおります。
当連結会計年度における研究開発の主なものは、以下のとおりであります。
農薬製品の海外販路及び売上高の拡大を目的に、農薬登録国の拡大や適用拡大を進めるとともに、市場動向やニー ズに基づいた製品開発を引き続き進めてまいりました。国内においては殺虫剤、殺菌剤、除草剤などの適用拡大に取 り組んでまいりました。肥料製品につきましても、国内と海外を通じて新規製品登録を進めてまいりました。バイオ スティミュラント分野につきましては、新たな販路を拡大するために登録国の拡大や適用拡大を進めてまいりまし た。
7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されて おります。この連結財務諸表の作成に当たりまして、貸倒引当金、賞与引当金、返品調整引当金、売上割戻引当 金、退職給付に係る負債、税金費用等の見積はそれぞれ適正であると判断しております。
(2)財政状態の分析 ① 資産の部
当連結会計年度末の総資産は120億94百万円となり、5億47百万円増加しました。その内訳は、流動資産が3 億79百万円増加、固定資産が1億68百万円増加したことによるものであります。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は94億79百万円となり、3億79百万円増加しました。その主な要因は、現 金及び預金が8億16百万円減少、受取手形及び売掛金が5億15百万円増加したことによるものであります。 (固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は26億14百万円となり、1億68百万円増加しました。その主な要因は、建 物及び構築物が35百万円増加、機械装置及び運搬具が66百万円増加、投資有価証券が53百万円増加したことによ るものであります。
② 負債の部 (流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は42億47百万円となり、9億32百万円減少しました。その主な要因は、短 期借入金が12億2百万円減少したことによるものです。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は15億13百万円となり、68百万円減少しました。その主な要因は、長期借 入金が32百万円減少、退職給付に係る負債が32百万円減少したことによるものであります。
③ 純資産の部
当連結会計年度末における純資産の部は63億33百万円となり、15億47百万円増加しました。その主な要因は、 親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が11億50百万円増加したことによるものでありま す。
(3)経営成績の分析 ① 売上高
当社グループは販売体制の強化や経営の効率化を図りました結果、国内市場においては前年をやや下回りまし たが、海外市場での出荷量が伸長したため、売上高は141億18百万円(前連結会計年度比9.1%増)となりまし た。
② 売上総利益
当連結会計年度は、海外が伸長したことにより製品の生産販売量の組み合わせに変動が生じ利益率が改善しま した結果、売上総利益64億55百万円(前連結会計年度比12.9%増)となりました。
③ 営業利益
当連結会計年度は、売上高の伸長と売上総利益率が改善した結果、営業利益18億82百万円(前連結会計年度比 17.4%増)となりました。
④ 経常利益
当連結会計年度の経常利益は18億90百万円(前連結会計年度比20.2%増)となりました。 ⑤ 当期純利益
上記の結果により親会社株主に帰属する当期純利益は12億98百万円(前連結会計年度比37.8%増)となりまし た。
(4)キャッシュ・フローの状況
第3【設備の状況】
1【設備投資等の概要】
当連結会計年度中において実施いたしました当社グループの設備投資の総額は2億39百万円であります。主な内容 としては、温室の建替更新工事などです。
なお、当連結会計年度において重要な設備の除却、売却等はありません。
2【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。
(1)提出会社 平成29年12月31日現在
事業所名 (所在地)
セグメントの
名称 設備の内容
帳簿価額
従業員数 (人) 建物及び
構築物 (百万円)
機械装置及 び運搬具 (百万円)
土地 (百万円)
(面積㎡)
リース資産 (百万円)
その他 (百万円)
合計 (百万円) 鳴門工場
(徳島県鳴門市)
アグリテク
ノ事業 工場設備 117 79
-
(-) - 7 204 44
鳴門研究所 (徳島県鳴門市)
アグリテク
ノ事業 研究施設 206 6
-
(-) 11 3 227 41
栽培研究センター (徳島県鳴門市)
アグリテク
ノ事業 栽培試験場 107 21
415
(16,454) - 20 564 4
(注)1.現在休止中の主要な設備はありません。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
3.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であります。
(2)国内子会社 平成29年12月31日現在
会社名 事業所名 (所在地)
セグメント
の名称 設備の内容
帳簿価額
従業員数 (人) 建物及び
構築物 (百万円)
機械装置及 び運搬具 (百万円)
土地 (百万円)
(面積㎡)
リース資産 (百万円)
その他 (百万円)
合計 (百万円)
旭化学工業㈱
本社・工場 (奈良県生駒 郡)
アグリテク ノ事業
事務所・工
場 59 26
8
(1,104) - 2 97 15 OATアグリ
フロンティア ㈱
関東工場 (茨城県稲敷 郡)
アグリテク
ノ事業 工場設備 16 8
43
(7,802) - 0 68 8 OATアグリ
フロンティア ㈱
流通センター (茨城県稲敷 市)
アグリテク
ノ事業 倉庫 28 -
15
(3,031) - 0 44 2 OATアグリ
フロンティア ㈱
青森工場 (青森県青森 市)
アグリテク
ノ事業 工場設備 49 0
-
(-) - 0 49 8
(注)1.現在休止中の主要な設備はありません。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(3)在外子会社 平成29年12月31日現在
会社名 事業所名 (所在地)
セグメント
の名称 設備の内容
帳簿価額
従業員数 (人) 建物及び
構築物 (百万円)
機械装置及 び運搬具 (百万円)
土地 (百万円)
(面積㎡)
リース資産 (百万円)
その他 (百万円)
合計 (百万円) OAT&IIL India
Laboratories Private Limited
研究所 (インド共和国 ラジャスタン 州)
アグリテク
ノ事業 研究施設 231 6
-
(-) - 114 352 48
PT. OAT MITOKU AGRIO
本社・工場 (インドネシア 共和国ジャカル タ)
アグリテク ノ事業
事務所・工
場 21 31
70
(1,094) - 2 126 26 潤禾(舟山)
植物科技有限 公司
工場 (中国浙江省)
アグリテク
ノ事業 工場設備 13 59
-
(-) - 16 90 14
(注)1.現在休止中の主要な設備はありません。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
3.帳簿価額のうち「その他」は、借地権、工具、器具及び備品の合計であります。
3【設備の新設、除却等の計画】
当社グループの設備投資については、景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に勘案して策定しております。設 備計画は原則的に連結会社各社が個別に策定していますが、計画策定に当たってはグループ会議において提出会社を 中心に調整を図っております。
なお、当連結会計年度末現在における重要な設備の新設、除却等の計画は次のとおりであります。 (1)重要な設備の新設等
会社名
事業所名 所在地
セグメントの
名称 設備の内容
投資予定金額
資金調達方法
着手及び完了予定年月
完成後の増加 能力 総額
(百万円)
既支払額
(百万円) 着手 完了
当社 鳴門研究所
徳島県鳴門 市
アグリテク ノ事業
農薬合成中 間プラント 設備
50 - 自己資金 平成30.2 平成30.3 -
当社 鳴門工場
徳島県鳴門 市
アグリテク ノ事業
フロアブル
設備 166 - 自己資金 平成31年 平成31年 - OATアグ
リフロンテ ィア㈱
青森県青森 市
アグリテク ノ事業
ペレット設
備 20 - 自己資金 平成30.5 平成30.6 -
(注)完成後の増加能力は、算定が困難であるため記載しておりません。
第4【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】 ①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 10,000,000
計 10,000,000
(注) 平成30年3月20日開催の定時株主総会において定款の一部変更が行われ、発行可能株式数は同日より8,000,000 株増加し、18,000,000株となっております。
②【発行済株式】
種類 事業年度末現在発行数(株)(平成29年12月31日) 提出日現在発行数(株)(平成30年3月22日)
上場金融商品取引所名 又は登録認可金融商品 取引業協会名
内容
普通株式 5,536,000 5,536,000 東京証券取引所 (市場第一部)
完全議決権株式 であり、権利内 容に何ら限定の ない当社におけ る標準となる株 式であり、単元 株式数は100株 であります。
計 5,536,000 5,536,000 - -
(2)【新株予約権等の状況】 該当は事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】 該当事項はありません。